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谷桃子がうろ覚えで描いたツタンカーメンの絵 | ロベルトノート
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Bevel and Boss

-96年の突然の解散・引退は大きなショックを与えた。

「引退を宣言し、それぞれの音楽的な故郷に帰るという感じだった。シナウィから始めたソテジはロックに帰り、僕はヒップホップに帰った。正直なことを言えばそれ以降、お互い忙しくて連絡を頻繁にできていない。だからといって仲が悪いわけではない」

-再結成は考えていない?

「引退後、『お金をたくさんやるからもう一度活動してほしい』というオファーもあった。だが、今ではこれまで歩んできた道のりと遠くかけ離れてしまい、元に戻るにはあまりにも時間が長くかかりそうだ」

-デビューから20年過ぎたが、影響力は依然として強い。

「初恋のような熱い情熱があるからだろう。最近の社会を動かしている世代は、ソテジワアイドゥルの影響をある程度受けているように思える。僕が制作方面に携わっている今も、『ソテジワアイドゥルのヤン・ヒョンソク』を覚えている世代からいろいろとサポートをいただいている。YGの原点も明らかにソテジワアイドゥルだ」

-ソテジワアイドゥルの音楽と最近の音楽を比べると?

「時代により必要な音楽は違う。ソテジワアイドゥルの音楽は当時の大衆には必要な音楽だったが、今の音楽よりも優れているとは言い難い。しかし、制作サイドの立場から見て、ソテジワアイドゥルの音楽は今聴いても洗練されている。聴いていると古い写真を見ているような気になり、込み上げてくるものがある」

-最近の歌手たちもソテジワアイドゥルの音楽に負うところが大きい?

「BIGBANGや2NE1などが所属するYGにも、従来のシステムや慣習に対する挑戦、新しいことに対する情熱といったソテジの精神が息づいている。今の歌手たちはこうした精神を持ちながら、ソテジワアイドゥルが立てなかった世界の舞台に立てるようになった」

金城敏(キム・ソンミン)記者

ソテジワアイドゥルの元メンバー、YGヤン代表に聞く

ソテジワアイドゥルから20年、「YGエンターテインメント」ヤン・ヒョンソク代表インタビュー

「既成社会拒否した僕らの音楽の力」

「僕ら以前の音楽は、200年前の詩人がラップをやっているようなもの」

「ソテジの才能に気付きグループ結成を提案」

「再結成? あまりにも長い時間が過ぎた」

 23日は1990年代を風靡(ふうび)した新世代文化のシンボル的グループ「ソテジワアイドゥル(ソテジと仲間たち)」がデビューして20周年を迎える日だ。ソテジワアイドゥルは1992年に1stアルバム「僕は知っている」をリリースすると同時に、当時は革新的だったヒップホップのリズムにラップやブレイクダンスを交え、韓国歌謡界を手中に収めた。彼らは96年1月22日に引退するまで4枚のアルバムをリリース、歌謡界だけでなくファッションなど韓国のポップカルチャー界全般に大きな影響を与えた。現在、韓国はもちろん世界のK-POPブームをリードしているアイドルグループのほとんどが、ソテジ(40)に音楽的・文化的影響を受けて育った「ソテジ・チルドレン」だ。ソテジが新たに構築したポップカルチャーのパラダイム(模範)は、2012年の韓国ポップカルチャー界にもまだ息づいている。

 92年にデビューしたソテジワアイドゥルは、作詞・作曲で天賦の才能を発揮したソテジ、トップラッパーでダンサーのヤン・ヒョンソク(42)とイ・ジュノ(45)というメンバーから成っていた。彼らの音楽は型破りでクリエーティブだった。そして既成社会への批判と若い世代に対する癒やしなどで、時代の象徴となった。

 96年に解散・引退した後も、メンバー3人はポップカルチャー界でそれぞれの人生を歩み続けたが、その中でもヤン・ヒョンソク氏=写真=の変身ぶりは輝かしかった。ヤン氏は97年に芸能プロダクション「YGエンターテインメント」を設立、JINUSEAN、フィソン、SE7EN、BIGBANG、2NE1など人気シンガーやアイドルを世に送り出し、約2100億ウォン(約156億円)もの株長者になった。15日、ソウル市麻浦区のYGエンターテインメント本社で会ったヤン氏は「20年という歳月はとても早かった。すべての活動を終え、人生を振り返る時、一番思い出深い瞬間を挙げろといわれれば、ソテジワアイドゥルとして活動していたときだと答えるだろう」と語った。

-ソテジワアイドゥルが一世を風靡(ふうび)したのはなぜ?

「僕たち以前の音楽が『キム・サッカッ(朝鮮王朝時代の風刺詩人、1807-63年)がラップをやっているような感じ』だとすれば、ソテジワアイドゥルは『外国でしか聴けなかったなじみのない音楽に、韓国語で初めて本格的に挑んだもの』といえるだろう。理不尽な慣習で凝り固まった既成社会体制を拒否し、僕たちがやりたい音楽をやったことが大きな波及効果を生んだ」

-ソテジの第一印象は?

「当時ロックバンド『シナウィ』での活動を離れたソテジは、ソロアルバムのリリースに備え、ダンスを習いたいと僕のところにやって来た。僕はそのときヒップホップや黒人の文化に心酔していたので、ロングヘアに黒縁メガネをかけていてラップが全く似合いそうにないソテジに少し距離感を感じた。だが、彼の音楽的な才能を目の当たりにして、グループを組もうと僕から提案した。その後、イ・ジュノも迎えてグループを結成し、5カ月後にデビューした」

-デビュー後に大反響を巻き起こすことを予想していた?

「その当時は僕たちのような音楽をやろうとしている人たちがいなかった。僕たちは僕たちが好きな音楽、僕たちがいいと思っている音楽をやっていた。人気が出るかどうかは考えたこともなかった」

金城敏(キム・ソンミン)記者

「K-POPの歴史は『ソテジ前』と『ソテジ後』に区分」

評論家が語る

自営業レベルの音楽界を産業にまで高めた
潔癖に近い秘密主義は『商業主義的意図』との指摘も

 ちょうど20年前の1992年3月23日。一世を風靡(ふうび)した新世代文化のシンボル的グループ「ソテジワアイドゥル(ソテジと仲間たち)」が正式デビューしたその日は、韓国大衆音楽の歴史に新たな時代の区分法が生まれた意義深い日だ。その日を境に、自営業レベルだった韓国大衆音楽界は、一大産業へと大幅に規模を拡大した。

 「ソテジ・シンドローム」と呼ばれる彼らの神話は、90年代の社会現象を説明する明確なキーワードとなった。合計400万枚以上を売り上げたオリジナルアルバム4枚は、97年にサムスン経済研究所が過去最高のヒット商品と評価、リーダーのソテジは成功した企業経営モデルになぞらえられた。

 92年4月11日に放送されたMBC『特ダネテレビ芸能』の「新曲ステージ」は消して忘れられない。その日ソテジのステージを見た審査員たちは78点という平凡な点数を付けたが、視聴者たちの考えは違った。番組出演後、各音楽番組のランキング1位は彼らが総なめした。ソウル・オリンピック公園体操競技場で開かれたコンサートには、10代のファンがチケットを購入しようと1キロ以上も長蛇の列をなし、公演中に少女たちが号泣して気絶するという異例の事態になった。タグを付けたまま服を着るというユニークな着こなしは、瞬く間に10代の流行ファッションになった。

 70年代の若者がそれまでのポップカルチャーの主役だった既成世代を押しのけ「若者文化」を作り上げたように、90年代はソテジが登場したために若者がポップカルチャーの主役になった。既成の文化に対し反感をあらわにしたソテジの音楽は、入試至上主義の競争社会で抑圧されていた10代の若者にとって痛快で、その熱気は既成世代の懸念をよそにソテジを同時代のシンボルとして押し上げ、「新世代文化」全盛時代の扉を開いた。

 ソテジの音楽がそれまでと違った決定的な要因は、大衆への波及力もさることながら、抵抗の要素まで込められたメッセージ性があったからと言える。人気スターでありながら、音楽的な実験も試みたアーティストとしての存在価値は、10代を代表する「文化大統領」と評価されるに十分だった。従来の制度による教育に抵抗を感じ高校を中退したソテジは、曲をリリースするたびに社会への抵抗メッセージをあらわにし、波紋と論争を呼んだ。ヘビーメタル・サウンドで重武装し、南北統一問題や画一的な教育への批判を込めた「教室イデア」は「逆再生すると『血が足りない』という歌詞が聞こえる」などの都市伝説を生み、悪魔崇拝主義論争まで巻き起こした。

 中でも最たるものが4thアルバム「時代遺憾」だ。収録曲「時代遺憾」や「必勝」は公演倫理委員会の事前審議で歌詞修正を要求されただけでなく、米国のヒップホップグループ「サイプレス・ヒル」の曲の盗作説までささやかれたため、歌詞がないままアルバムを出した。この事件は歌手チョン・テチュンの「事前審議制違憲提訴」と相まって、ついに事前審議制廃止につながった。

 ソテジは潔癖といっていいほどメディアへの露出を嫌っており、「商業主義的な意図があるのでは」という声もある。だが、今や彼も中堅ミュージシャンになった。20年も彼を応援しているファンに応えるためにも、より積極的にファンとコミュニケーションする必要があるのではないだろうか。

チェ・ギュソン(大衆文化評論家)
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